能楽堂での演能を勤めながら寺院の座敷・ホテルのバーやディナーショーなど場所に捉われず意欲的に色々な演能スタイルに挑戦している。
京都市出身　昭和44年10月17日 生（1969/10/17）
重要無形文化財「能楽」総合指定保持者

能楽師（観世流シテ方）味方 健の次男　父(味方 健)並びに十三世 林 喜右衛門・林宗一郎に師事。現在までに、「石橋」「道成寺」「猩々乱」「翁」などを披く。 京都、岐阜、名古屋、東京にて社中の会「青嶂会」を主宰。

平成7年　名古屋の若手能楽師と共に「能楽 鏡座」結成
平成16年　第8回鏡座公演「道成寺」にて名古屋市民芸術祭賞を受賞

近年、歌舞伎の市川海老蔵プロデュースの伝統芸能コラボレーション公演「源氏物語」にも参加。 映画「魔界転生」やテレビ「失楽園」に出演。
フランスのパリ庁舎にて、コシノジュンコプロデュース「琳派」に風神役で出演。 アメリカ、中国、フランス、スペイン、イギリス、マレーシアなど海外公演にも多数参加。京都女子大学や、岐阜大学の依頼を受けワークショップを企画開催。 小、中学校、高校でのワークショップや大学の集中講義など多角的な能楽の普及につとめている。

重要無形文化財総合認定保持者、能楽師狂言方和泉流野村派十四世当主、父十三世野村又三郎に師事、狂言やるまい会主宰。
1971年生まれ、国立東京藝術大学卒業、1976年「靱猿」で初舞台、以降「三番叟」「面箱持」「那須語」「釣狐」「金岡」「花子」「風流」等を披演、
1996年四世野村小三郎の名跡継承、2011年約四百年続く家名「又三郎」を襲名。1993年皇太子殿下【御成婚奉祝能】や1994年皇后陛下主催【御前演奏】、
ハリウッド映画【ラストサムライ】の劇中劇や【愛知万博】開会式の寸劇に脚本・演出・出演で参加。
松尾芸能賞新人賞・芸術創造賞・名古屋市芸術奨励賞・愛知県芸術文化選奨文化賞等を受賞。
著書に「我、狂言たれ～又三郎家の楽屋裏でござる～」。
公益社団法人能楽協会会員（名古屋支部常議員）、和泉流職分会芸事委員、愛知芸術文化協会副理事長、学校法人竹川学園富士文化幼稚園非常勤園長、
学校法人山田学園名古屋文化短期大学非常勤講師、公益財団法人桑山美術館評議員、公益財団法人横山美術館監事、ＮＨＫ名古屋文化センター講師。